たまりば

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「月齢」と「旧暦による月の呼び名」がズレるワケ

2017.02.07

きょう出た月。
気象情報では「月齢10の月」と表現されます。

これは、新月の瞬間から、どれくらい経っているかを、
その地域の標準時正午を基準に日にちで数えます。

一方、旧暦による呼び名は、
「十日余りの月」(実質11日目の月)になります。

これは単純に、新月の瞬間の日を朔日として、
日付が替わるごとに、1日ずつ加えていきます。

新月の日が「朔日(ついたち)」で、
2日目の月は「二日月」、
3日目の月は「三日月」ですね。

ただ、なぜか、11日目の月は「十一夜の月」ではなく
「十日余りの月」なのです。

十日月までは、
三日月、四日月・・・九日月のように
日にちで数えます。

そして十二夜からは、十二夜の月と
日にちで数えるのに「夜」で表現します。

日にちと夜は、きっと
月が見える主な時間帯によるものなのでしょう。

月が出ている時間帯も、言葉の上でも、
切り替わるのが10日目あたり。

10日目までは「日」で表して、、
11日目を「十日余りの月」としてワンクッション置き、
12日目からは「十二夜の月」のように夜で表すのです。

12日目から、月は丸く明るくなり、
数日後には満月を迎えます。

月齢と旧暦による呼び名は
たいてい1日のズレが生じます。

どちらも新月の瞬間が起点ですが、
月齢では、毎日正午時点で数えて、
旧暦では、単純に1日単位で数えるからです。

どちらも同じことを言っているのですが、
数字が表すところが少し違うこともしばしば。

同じ日なのに、数字にズレがあるのは、
月齢か、旧暦による呼び名かによる違いです。

それにしても
昔の人の言葉の使い方はステキですね。

「十五日の月」よりも「十五夜の月」のほうが、
夜空を見上げて、月を眺めたくなりますもの。

★7日(東京)の・・・
日の出 6:36、日の入り 17:15、
月の入り 2:52、月の出 13:31、
金星の入り 20:50

きょう出る月は【十日余りの月】

★8日(東京)の・・・
日の出 6:35、月の入り 3:53



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    2017年02月07日 Posted byま~こ at 22:24 │Comments(0)空ごよみことば

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