月 草
昔の人は、露草のことを月草と呼んでいたのだそう。
花びらの青い色を、衣などにすりつけて染めることから「つきくさ」と呼び、そこに「月」の字を当てました。
色が着くことから、「着草」→「つきくさ」→「月草」と。
ほかに、「移草(うつしぐさ)」や「藍花(あいばな)」「青花(あおばな)」「縹草(はなだぐさ)」とも呼ばれます。
※縹(はなだ)
昔は、青色を縹、緑色を青、と呼んでいました。
もともとの呼び名「露草」は、朝露の頃に花開くことから。
朝開いた花は、夕方になる前にしぼんでしまいます。
花の命は短くて。
ところが翌日、また次の花を咲かせるのです。
毎日、同じ花が咲いているのではなく、毎日、新しい花が咲いている。
だから、いつ見ても瑞々しい。
姿形の愛らしさに加えて瑞々しさも、月草の大きな魅力ですね。
★18日の・・・
日の出 5:25、日の入り 17:45、
月の出 9:35、月の入り 20:31 (@東京)
きょうの月は【六日月】
★19日の・・・
日の出 5:26、月の出 10:29 (@東京)