雫は、なぜ「しずく」と呼ばれるのか?
「雨」+「下」で「雫」。
なぜ、この字を「しずく」と読むのでしょう?
雫とは、水や液体のしたたり落ちる粒のこと。(広辞苑より)
「しずく」が「しずか」に似ていることが、大きなヒントになります。
静かな環境がなければ、水滴は雫になれないから。
では、五十音のことだまの観点から、「しずく」の意味に迫ってみましょう。
(五十音のことだまとは、漢字のように五十音の1つ1つが、それぞれ独自の意味を持っているというもの)
さ行は風のことだま。
「し」は、音の響きからも想像できるように、静める役割を果たします。
「す」は、物事の中心であり、澄み切る役割を果たします。
「ず」は「す」+「゛」。
濁点は、本来の意味を強める働きをしているので、スッキリ浄化されるような意味合いも加わります。
そして、「しずく」の「く」は、か行です。
か行は感情のことだま。
「く」は、過去の恵みを意識する役割を果たします。
雨の雫の場合。
雨粒が雫になるまで、長いストーリーがあります。
水蒸気が雲になり、飽和状態を越えた雲は、雨になって地上へ落ちてきます。
さらに雨が葉に落ちて水滴となり、そのまま雫となって葉から滑り落ちていく。
でも強い風が吹くと、雨は水滴になる間もなく、飛んでいってしまうかもしれません。
水滴になれなければ、雫にもなれないのです。
雫が「しずく」と呼ばれるのは、雫そのものよりも、雫が存在できる環境を伝えるためなのかもしれませんね。
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